GoTo利用者は発症2倍という捉え方への個人的疑問

 

Twitterだと字数制限で書きたいことが書ききれなかったので、改めてBlogで書こうと思います。

 

GoTo利用者は「発症」2倍というタイトルで発表された記事は以下のように書かれていました。

GoTo利用者は「発症」2倍 トラベルで東大チームが初調査 | 共同通信

2020/12/7 20:42 (JST) 12/7 23:07 (JST)updated ©一般社団法人共同通信社

 政府の観光支援事業「Go To トラベル」の利用者の方が、利用しなかった人よりも多く新型コロナ感染を疑わせる症状を経験したとの調査結果を東大などの研究チームが7日、公表した。PCR検査による確定診断とは異なるが、嗅覚・味覚の異常などを訴えた人の割合は統計学上、2倍もの差があり、利用者ほど感染リスクが高いと結論付けた。

 研究チームによると、GoTo事業と感染リスクの関係を示す調査は国内で初めて。政府は8日に事業延長を盛り込んだ追加経済対策を閣議決定するが、継続の是非が改めて問われそうだ。

 調査は約2万8千人を対象に、8月末から9月末にネット上で実施した。

 

さて。正直に申し上げますと、わたくし11月下旬に関西圏で数泊しました。

業務視察で関西圏に行くことになり、その週末に現地友人と会う予定でした。

けれども、相手からドタキャンされ、そのまま大喧嘩になり、予定通りの宿泊にリスクを感じたため、当初の宿は丁重にキャンセルさせていただき、GoToトラベルを利用して宿を取り直ししました。

 

きちんと言い換えると、
=業務視察で関西に行くということで、当初は全くGoToトラベルを利用せずに、飛行機も宿もすべて従来通り直接予約を行い、自分で旅行行程を組み、手配した。

しかし、宿を取り直しする時には、業務視察が終わって休暇中だったため、わたし自身をGoToトラベルの利用対象と見做し、大手旅行サイト経由で予約→その数時間後に宿泊させていただいた。

つまり、わたしは、GoToトラベルを想定した遠出を計画していた訳ではなく、現地で状況が変わってGoToトラベルを利用した。

 

こういった経緯で、下記の文言を読むと

「Go To トラベル」の利用者の方が、利用しなかった人よりも多く新型コロナ感染を疑わせる症状を経験した。

利用者ほど感染リスクが高いと結論付けた。

GoToトラベルの利用者ほど感染リスクが高い…という文言に疑問を抱いてしまった訳です。

たった1日だけGoToトラベルを利用して宿泊したことで、感染リスクが高くなるのかな???

GoToトラベルにこじつけなくとも、普段と違う生活をするだけで感染リスクは変化するのではないのかな???

と感じてしまって、流石にそう「言い切ってしまう」のはどうなのかなぁ…と思ってしまいました。

もちろん統計学上の話なので、個人の体感や実情と、研究として結論付ける手法が違う、というのは当たり前にあります。

また、GoToトラベルの利用者の質も関係するかもしれなくて、例えば宿泊先ホテルの共用廊下で咳をしている人たちをたくさん見かけましたし、GoToトラベルを利用できるからという名目で登録されたホテルにごそっと人が集まるというリスクも十二分にあり得ると思います。

 

ただ、今述べた事柄だけでいえば、GoToトラベルを利用しなくても同じホテルを利用してしまえば、同様に感染リスクが高まるはずです。

しかも今は感染者数が爆発的に増えてきており、日常生活を送るだけでリスクが高いフェーズに突入してしまっているはず。調査時期が8月末~9月末であるため、リアルタイムな情報ではありません。

GoToトラベルの利用者だから感染リスクが高い」と東大チームが言い切ってしまうことや、12月現在でこの情報を鵜呑みにして何らかの判断を下すことに、大変疑問がわいた次第です。

 

結局のところ、報道を受け取った我々がどのように判断するかで生活スタイルが変わっていく時代なのだな…と感じています。GoToトラベルに反対したい気持ちもわからないでもないですし、このような時期に旅行してくれてありがとう、という人たちにもお会いしました。

わたし個人としては、GoToトラベルのおかげで結果オーライな結末に至りましたし、GoToトラベル以外に検討すべき政策がたくさんあるはずとも思っています。新型コロナウイルスの対策もそうですし、今後の自殺者数の問題も大変心配です。

あちらを立てればこちらが立たず、というくらい人の営みが複雑に絡み合った世の中で、それぞれの個人がどういうことを大切にして生きていきたいのか、今一度深く考えていくべき時期と感じています。