化学物質過敏症とは

化学物質過敏症をご存知ですか?」と聞かれて、すぐさまどういう状態か説明できるのは凄いことだと思います。

わたしは自分がそうだと言われるまで、化学物質過敏症のことは知りませんでした。

 

化学物質過敏症(かがくぶっしつかびんしょう)とは、非常に微量の薬物や化学物質(主に揮発性有機化合物)の曝露であっても健康被害が引き起こされるとする疾病概念。

(中略)

人体の薬物や化学物質に対する各個人の摂取及び蓄積許容量を一定以上超えると引き起こされるとされており、解毒、代謝等の各個人の差も関わっているといわれている。化学物質の摂取及び蓄積許容量と同様に、発症原因および症状、その進行・回復速度や度合いも多種多様であるといわれる。一度発症すると発症原因となった化学物質に類似した化学構造の成分にまで症状が広がるケースが多く、症状を発する対象化学物質が雪だるま式にどんどん増加し、普通の生活が送れなくなるケースもあるため、多種化学物質過敏症または本態性環境不耐症とも呼ばれる。

wikipediaより抜粋

 

要するに、各個人が持つ「化学物質の許容量」をオーバーしたが故にアレルギーのような症状に苛まれて、生活に支障が出たよ!という状態を指します。

ざっくりというなら、コップ(人体)にお水(化学物質)を入れていたら溢れてしまった(体調を崩した)という感じでしょうか。

わたしは食品添加物化学調味料、柔軟剤等の人工香料、電磁波、化繊の衣類などがダメになりました。

 

ちなみに「香害」と呼ばれている社会問題も概ね同じことを指しています。

柔軟剤や洗剤などに使用されている香りは人工的に生み出されたもの(=化学物質)なのですが、柔軟剤の香りが辛いと訴えている方々は、化学物質を摂取し続けて許容量オーバーになり、アレルギーのような反応を起こす体質になってしまった…ということなのです。

つまり香害というのは香りそのものが悪い訳ではなくて、香りに使われている化学物質がダメという訳です。わたしに対してもよく勘違いされるのですが、香り全てがダメな訳ではありません。天然のもの(花やくだものを嗅ぐとか、製法がしっかりしている天然アロマオイルとか)は大丈夫です。

もしかしたらお知り合いに「柔軟剤を使わないで!」と口うるさい方がいるかもしれませんが、一見健康そうに見える人が、実は柔軟剤に使われている化学物質で体調を崩している…ということもあり得ます。

また、個々人によって症状の出方が変わるため、同じ化学物質過敏症でも、AさんとBさんがそれぞれ苦手なもの、対処法、配慮するべき事項などは変わってきます。

骨折と違って目に見えないので…、普通に生活している見知らぬ人たちに、いろいろな事情があるかもしれないことを、頭の片隅においていただけると(一当事者としては)嬉しいです。

 

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2020/07/04 北海道新聞より